ここがあの女のハウスね

野鳥と旅行とその他のログ

白毫寺の美しい藤棚

5月14日の写真です。

白毫寺の藤

今回の目的地はお寺。兵庫県丹波市にある白毫寺(びゃくごうじ)と言うお寺の敷地内に有る「藤」が美しいと、この間購入した雑誌で知り、あまりにも気になったので見頃を迎えていそうな週にターゲットを絞り向かう事にした。

白毫寺で咲く藤は、園芸品種名で「九尺ふじ」と呼ばれているそうで、これまでに最長180センチという長さを記録したものもあるようだ。


皆が活動しだす10時頃~14時頃は、最寄りの高速の出口付近まで渋滞が起こるとインターネットで知り、渋滞に巻き込まれてはたまらないので午前4時半には出発した。まだ日は昇っておらず、夜のドライブを楽しんでいるようだ。車内で流れるFM802。心地よいJamiroquaiのCLOUD 9。ああ、アルバム発売したんだっけか……。。…このままでは眠ってしまう………。いかんいかんと首を横に振り目的地まで意識を保った。

…そういえば。ここまで頑張って早起きしたのは三多気の桜に行った時以来だとふと思い出した。
www.natsutan.com



白毫寺には予定通り6時に到着した。

途中には第六駐車場と看板があった。この田舎で第六まで駐車場があるという部分が、渋滞と混雑する度合いを物語っているような気がした。
しかし今回は第一駐車場まで車を走らせ駐車した。駐車場には既にわずか三台停まっていた。この時間からやってくるのはきっと熱心なカメラマンだろう
私のように1年に1回だけ早起きする甘ったれたタイプではない。

白毫寺正面


白毫寺入り口
正面から入るとフォトコンテストの入賞者の写真が飾られていたり、募金箱のようなものがあった。


太鼓橋
横着をして真横から撮ってしまった太鼓橋。横から見ると急勾配になっているのがひと目で判断できるはずだが、私には藤しか頭が無かった。
急ぎ足で藤が咲いていそうな場所へ向かった。藤センサーが発動している。


白毫寺の藤
早起きして人の居ない時間帯を選んだのは正解だった。本当に価値のある早起きだった。
雑誌は誇張ぎみに書いているものだと思っていたが、あながち嘘ではなかったようだ。


白毫寺の藤
大したことないだろうと期待せずに来てしまった事をお寺の人に謝りたいと思った。雑誌ももっと大きく広告を打っても問題ないと思った。


白毫寺の藤
しかし連日の雨と暑さで落花が激しく、終焉を迎えているということです。確かに茶色い部分が目立ち、地面には役目を終えた花々が無残にも散っているのが分かります。


白毫寺のベンチ
ベンチには前日からの落花が積もっていた。朝早いと言う事もありベンチには誰も座った形跡はないようだ。皆写真に必死でベンチに座る必要もないのだ。


藤棚に風が吹く
藤棚に風が流れ、更に落花を進めた。これ以上は止めてくれと思ったが、写真的にはドラマチックなものになった。皮肉なものだ。


藤の長さ
先程最長で180センチのものが観測されたと書いたが、これは少し膝を曲げて撮ったものである。私の身長が164センチくらいなので、しゃがんで歩かないと引っ掛けてしまう長さだった。引っ掛けるなんてとんでもないので、しゃがんだ上ですり足歩行した。


十三仏巡拝の像と藤
後ろにぼやけて見えるのは十三仏。初七日から三十三回忌までを司る仏様ですね。時計も7時に近くなり、太陽の光が差し込みます。


人が少しずつ藤棚の方へやってきた。6時台に居た人と7時台にやってくる人が入れ替わっていった。先程まで居た高そうなカメラを持った人たちは居なくなった。
私も電信柱の天辺から囀る心地よいホオジロの囀りを聞きながら、白毫寺を後にした。


おわり